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一宮市のゴミの量と減量への取り組み

先日一宮市の環境センターへお招きいただき、環境部の岸次長からご指導を賜りました。

 

この記事では、愛知県一宮市のごみの量や取り組み、私たちにもできることについてご紹介しています。

 

 


一宮市のゴミの量


一宮市によると、平成26年度~30年度のごみ量の推移 (単位:トン)

                 可燃ごみ

平成26年度 97,150

平成27年度 95,962

平成28年度 95,073

平成29年度 95,110

平成30年度 94,905

不燃ごみ

6,568

6,036

5,573

6,229

7,244

粗大ごみ

644

658

666

707

870

資源

19,118

17,804

16,431

15,098

14,544

 

有害ごみ

120 

123

124

123

131

 

合計

123,600

120,583

117,867

117,267

117,694

 


と掲載されています。


次に一人あたりの1日のゴミ量の推移です。

平成26年度~30年度の1人1日のごみ量の推移 (単位:グラム)

 

平成26年度876

平成27年度853

平成28年度836

平成29年度833

平成30年度837

 

となっており平成30年1人1日のごみ量が前年度に比べ0.5%増しました。

ごみの減量により一層のご協力を呼びかけられています。

 

 


いちのみや530作戦


一宮市では1人1日53グラムのごみ減量にチャレンジすることを呼びかけております

 

ごみを減量する理由として『ごみは、焼却処理や破砕処理した後、その焼却灰や破砕残さを最終処分場に埋め立てします。

一宮市内には光明寺最終処分場がありますが、今のままのごみ量が続くと10年くらいで一杯になってしまいます。

最終処分場をできる限り長く使用するため、ごみの減量にご協力ください。』とのことです。

 

また、一人あたりの目標を『53グラム』としたのには小さなことから気軽にはじめ、毎日無理なく続けていくために53グラムとし、また、「ごみ」=「53」で覚えやすいからです。

 

わずかな量ですが、53グラムは1人が1日に出すごみの約5%に相当します。

 

市民のみなさんが力を合わせれば、1年間で7,400トンのごみを減らすことができます。

 


環境センターに持ち込まれたゴミはどうなるの?


平成26年度~30年度の埋立処分量の推移(単位:トン)

 

     焼却残渣

平成26年度14,194

平成27年度13,428

平成28年度13,584

平成29年度13,281

平成30年度12,720

不燃物

1,757

1,378

1,009

1,228

1,374

合計

15,951

14,806

14,593

14,509

14,094

 


このデータによると、一宮市から集まったゴミのうち15%が資源になり、84%が焼却処分され、1%が直接最終処分場(埋め立て処分)されています。

 

焼却残渣とは廃棄物を焼却処理した後に残るもので、可燃物の灰分、不燃物・可燃物の燃え残り、すなわち未燃分からなっています。

 

また、焼却処理される際には、多大なエネルギーを使い、多くのCO2などの有害物質を排出します。

 

環境センターに集まってきたゴミをリユースできないか相談したところ、2ヶ月に一度、環境センターにあるリサイクル展示室で粗大ごみとして排出された一部の自転車や家具の譲渡抽選会を行っていますが、その他の”再利用できるもの”は『市民の方から処分を前提とした”ゴミ”として有価で集めたものなので、プライバシーの問題などを配慮すると難しい』との返答をいただきました。

 

名古屋市など一部の地域では、粗大ごみを処分する際に『不用品の再利用を許可するかしないか』記入するようになっています。

 

一宮市でも是非、『いちのみや530作戦』達成のために制度を変えていただけるよう呼びかけていきたいです。

 


リユース一宮にできること


私たちリユース一宮では、ごみ減量のために、家庭からのごみをできる限り減らしたいと考えています。

 

まだ使えて捨てるにはもったいないもの、リサイクルショップやメルカリなどフリマアプリに売るほどでもないものでも

 

処分してしまう前にご相談だけでも一度ご相談ください。

 

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